技術

【練習不足でも上手くなる】ゴルフのイメージトレーニング方法

タイトルにも書いた通り、ボールを打たなくても上手くなる方法があります。

それはイメージトレーニングです。

飛行機のパイロットを育成する時に、シュミレーターを使って訓練する実習があります。

実際に起きる事をイメージしておくことで事前に対応できるようにしておくためです。

ゴルフも同じで、実際にどんな風にボールが飛んでいくのか事前にイメージすることで、良いショットが打てる確率が上がります。

今回は具体的なイメージトレーニングの方法についてご紹介します。

ボールが飛んでいくイメージはできますか?

練習場やコースでボールを打つとフェースに当たった角度やスピードの影響でボールが飛んでいきます。

打てばボールが飛んでいくので飛距離や弾道はわかりますが、打つ前にどんなふうに飛んでいくのかイメージしたことはありますか?

ゴルフ歴の浅い方はボールを打つ量が少ないのでイメージしにくいかもしれません。

ベテランでも気にされたことのない方はいらっしゃると思います。

イメージすることはとても身近なもので、先ほど前書きで飛行機のシュミレーターのお話しをしましたが、車の運転でもシュミレーターを使いますし、自転車に乗って左右に曲がる時もどんなふうに曲がるのかイメージすると思います。

仕事で言えば上司に報告する際、どんな順番で何を話すのか、どんな質問がくるのかイメージしておくと思います。

日常ではごく当たり前に使っているイメージするということをもっとゴルフにも活かしてもらえたら嬉しいです。

ゴルフをしている時にどのくらいイメージすることを意識していたのかを知ってください。

そこからスタートして成長していきましょう。

ボールを打つ前にイメージすることを習慣にする

プロのインタビューで「ボールを打つ前に、頭の中でカップインするイメージができていた。」という話をよく聞きます。

それだけプロでもイメージを大切にしているということです。

実際に打つのは1回ですが、その1回のショットの為に頭の中では何回もボールを打ってイメージを作り上げています。

慣れないうちは時間がかかり、面倒に感じるかもしれませんが、経験していけば数秒でイメージできるようになるので、まずはどんな時でもイメージするということを習慣づけましょう。

ティーショット、セカンドショット、トラブルショット、パター、どんな1打でもイメージできるようになれば、自然と体が動いてイメージ通りに打てるようになってくるはずです。

具体的なイメージトレーニング方法

では具体的なトレーニング方法をご紹介します。

家でできますので、リラックスした状態を作りましょう。

目は閉じたほうが集中しやすいと思います。

シチュエーションはどんな場面でも構いません。

今回は参考になるよう例を挙げておきます。

それではイメージしてください。

7月15日 快晴の気持ちいい天気。気温は27度。鳥の鳴く声も聞こえます。

3番ホールの152ヤード パー3

高低差はなく、コースの真ん中に池があり、グリーンの手前にバンカーがあります。

周りは高い木で覆われていますがOBはありません。

このシチュエーションであなたはどのようにティーショットをしますか?

クラブは何を使うでしょうか?

風はどのように吹いていますか?

弾道は高い?それとも低めでしょうか?

ドロー、フェード、ストレート、どんな球を打ちますか?

イメージできたらプリショットルーティンからアドレスに入り、ボールを打ってみましょう。

その時の音はどうでしたか?

フェースの芯をとらえた音だったでしょうか?

それとも鈍い音でしょうか?

ターフは取れましたか?

ボールはイメージ通りに飛んだでしょうか?

ここまでを頭の中でやってみてください。

来ている服装、芝生の色などより細かくイメージできると現実味を帯びてくるので、イメージ通りに打ちやすくなります。

家でイメージする場合はシチュエーションからショットするところまで行います。

コースや練習場ではボールが飛んでいくイメージだけを行ってから、実際にボールを打ってもらえればOKです。

イメージができない、イメージ通りに打てない時は

イメージできない時は

どうしてもイメージができない、あるいはイメージ通りにボールが打てないことがあると思います。

そんな時の対処方法を書いておきます。

イメージができないのは、今まで経験したことのないシチュエーションである事が多いです。

林の中でライの悪い状況だったり、池の中からのショット、強風でどこへ行くのかわからないなどなど。

そんな時は自分の想像力を膨らませて解決してみましょう。

大体こんな感じだろうという気楽な感じで想像してみるのです。

今まで経験したことのない場合は失敗しても仕方ないです。

そのくらいの気持ちで考えれば、案外良い結果になったりします。

失敗しても、また同じようなシチュエーションに出会った時に活かしていきましょう。

イメージ通りに打てない時は

次にイメージはできても思い通りに打てない時についてです。

これは2つの原因が考えられます。

1.技術的な問題

2.脳と体の繋がり

1.技術的な問題

イメージでは左右に曲げたり、弾道の高低差も自在にできますが、実際にボールを打つ時にそのように打てるのか?ということになります。

イメージ通りに打つには、それなりの技術も必要になってきます。

それは練習で身につけるしかありません。

逆を言えば、自分にできることだけをイメージすれば良いのです。

自分の力量に合ったイメージも試してみてください。

2.脳と体の繋がり

2つ目は脳と体の繋がりが関係してきます。

要は思った通りに体を動かせていないのです。

スイングを矯正する時に動画を撮影して直すことが多いと思います。

自分のスイングを見てイメージと違っていたことはありませんか?

トップで腕を上げている高さ、腰を回し方、体の傾きなど、自分が思っているスイングと客観的に見たときの違いが、思い通りにいっていない原因なのです。

鏡を見ながらスイングすれば、イメージと体の誤差を修正しやすくなるのでオススメです。

普段の生活でも、目を閉じて、体の正面で両手の人差し指を合わせてみてください。

上手く指の中心で合わさればイメージ通りに体を動かせていることになります。

これも反復練習すれば解決していきますので、時間の空いた時にやってみてください。

まとめ

・イメージすることを習慣にしましょう

・練習すればイメージできるようになります

・イメージできない時は気楽に考えて

・技術を磨いてイメージしたショットを打てるようにする

・体の動きを客観的に見てショットしましょう

イメージしている間は何度ボールを打っても1打にカウントされません。

精度を上げていけば実際のショットにも良い影響が表れスコアアップに繋がります。

意識して取り組んでみてください。