技術

バックスピンをかけるための7つのポイント

プロのようにグリーンでバックスピンをかけてみたいと思ったことがありませんか

いかにもプロの技という感じでかっこいいですよね!

バックスピンをかけるのはポイントさえ揃えば誰でもできることです。

今回はその方法をご紹介しますので参考にしてみてください。

バックスピンをかけるための7つのポイント

・しっかり溝のあるアイアンを使う

・グリーンが手前に傾斜している

・ボールをクリーンに打つ

・スピン系のボールを使う

・グリーンまでの距離が50~100yくらいがかけやすい

・メッキ処理されていないアイアンを使う

・速いグリーンであること

すべてのポイントが当てはまらなくてもバックスピンはかかります。

このほかに気候や風、芝生の状態など様々な要素が重なるので、

ポイントを押さえていてもスピンがかからない時もあります。

スピンがかからなくてもがっかりしないで何度でもチャレンジしてみましょう。

しっかり溝のあるアイアンを使う

ボールにスピンを入れるためには

アイアンのフェース面にボールがしっかり食い込む必要があります。

そのために溝がたくさんついてるのですが、

使用状況によって溝は擦り減って無くなっていきます。

溝が浅くなっているアイアンは買い替え時期にきていると判断しましょう。

溝を深く掘る工具も売っていますがあまりオススメしません。

それは溝の形状には規則があるからです

工作機械を使って加工する精度で削らないと規則に合う溝を掘るのは難しいでしょう。

競技に参加しないから関係ないという方は自由に加工しても構いませんが、

遊びのゴルフになるということはお忘れなく。

グリーンが手前に傾斜している

図のようにグリーンが手前に傾斜しているとボールが傾斜で戻りやすくなります。

このようなホールであれば女性でもバックスピンもしくは1バウンドで止められる球が打てると思います。

ボールをクリーンに打つ

ボールに直接当てることがバックスピン量に大きく影響してきます。

ボールとクラブの間に芝生や砂などが入ってしまうと溝に食い込むことができなくなり、

スピン量が落ちてしまいます。

ちょっとトップ気味に当たるくらいのがスピンの効く球が打てます。

練習場でボールがクラブのどこに当たるとスピンがかかるのか確認してみると良いでしょう。

私の経験では、スイートスポットで地面から1~3本目の間の溝にボールが当たるとスピンがかかる感じがしています。

スピン系のボールを使う

ボールの種類にもスピン系とディスタンス系の2種類があります。

バックスピンをかけたいのであればスピン系のボールを使うと良いでしょう。

プロが使用しているモデルのものはスピン系が多く、

実際にバックスピンもしてるので信頼があります。

お店でスピン系かディスタンス系かわからない場合はお店の人に聞いてみましょう。

グリーンまでの距離が50~100yくらいがかけやすい

グリーンまでの距離が近すぎても遠すぎてもバックスピンをかけづらいです。

その理由は弾道の高さにあります。

例えばグリーンまでの距離が10yくらいだった時、

図のようにボールを転がした方がピンに寄せやすいし、

スピンをかけて止めるほうが難しい状況です。

弾道もとても低いです。

今度はグリーンまで200yあったら、

図のような感じになります。

ボールはグリーンに向かって直線的に飛んでいきます。

10yの距離に比べると弾道は高いですが、直線的に飛ぶ力が強いので

グリーンに落下しても転がる可能性が高いです。

 

スピンのかかる理想の弾道はこのような飛び方をした時です。

弾道が高く、真上からボールが落ちてくるような形でグリーンにのると

バックスピンがかかりやすくなります。

この弾道を打つにはグリーンまで約50~100yくらいがやりやすいと思います。

クラブで言えばウェッジもしくはショートアイアンの距離ですね。

コースマネージメントをして、このくらいの距離が残るように計算すると良いでしょう。

メッキされていないアイアンを使う

ほとんどのアイアンはメッキ処理されていて、簡単に錆びないよう保護されています。

ウェッジによってはわざとメッキされていないものが売っています。

なぜかというと、スピンがかかりやすくなるからです。

理由は、メッキされていないとクラブは錆びて茶色くなってきます。

その錆がボールとの摩擦を増やし、スピン量を増やすことができるのです。

しかしデメリットもあって、錆が増えすぎると溝が埋まってしまい逆効果になったり、

メンテナンスが大変です。

マメにクラブを管理できる方にはオススメです。

速いグリーンであること

グリーンの速さはスティンプメーターという道具で数値化されます。

数値が大きいほど速いグリーンを表します。

一般的な数値は8~9程度です。

7以下だと遅い印象になるし、10以上は速く感じると思います。

なぜ速いグリーンだとバックスピンがかかりやすいのかというと、

少しの力でボールが転がりやすいからです。

例えば

一般的なグリーンで1mの距離を転がすのに5の力が必要だとすると、

遅いグリーンでは5の力で70cmくらいしか転がらないですが、

速いグリーンだと1.5mくらい転がる感じです。

バックスピンも5という力だった場合、

遅いグリーンより、速いグリーンのが転がることになります。

プロの試合ではスティンプメーターが12~14でセッティングされているので

とても速いです。

プロがよくバックスピンをかけている理由はグリーンの速さも関係しているのです。